60歳以降も9割近くの人が働きたい?
全国の60歳以上の男女に、何歳ごろまで収入を伴う仕事をしたいか(又はしたかったか)のアンケート結果では、収入のある仕事をしている人たちの9割近くが70歳以上まで働きたいとなっている。
これを根拠に高齢者は働きたいといった論調をテレビやネットで見かけることがあるけど、本当に働きたいのだろうか?
何か好きな時間で好きなことで収入となる仕事があるなら分かるけど、雇われ仕事を高齢になってまで続けたい人ってそんなに多いのか??
働く理由は何なのか?
このアンケートには、現在収入のある仕事をしている人に仕事をしている理由も聞いている。その理由の最も多いものが「収入がほしいから」の45.4%のようです。
約半数の人が収入が必要だから働いていることになります。そうすると、先ほどの「何歳ごろまで働きたいか?」の見え方も変わってきて、半数位の人は「働きたいじゃなくて働かざるを得ない」だけのように思えます。
半数の人は自ら望んで働いているので良いと思いますが、半数の人は収入の為に働かざるを得ない可能性が高く、厳しい老後の現実を考えさせられます。
高齢者になった時、働きたくないけど働かざるを得ないという状況は避けたいな。
リタイアした人の9割はもう働きたくない
現在収入のある仕事をしていない人に、今後収入を得られる仕事につきたいかという質問には、「仕事につくつもりはない」が87%と9割近い結果となった。
回答者は既に働いていない人たちになるので、年金や資産で生活できる経済状況にあるかと思います。
年金や資産で生活できるけど働いている人たちは、この回答者に含まれないので注意は必要ですが、生活に困っていないのであれば、働きたくないという人が圧倒的に多いようですね。
僕も好きな時間で好きなことで収入を得られるのであれば趣味の延長線上でやるかもしれませんが、時間を切り売りする仕事をするぐらいなら、旅行にでも行きたいです。
老後に向けて備えること
高齢者になっても働き続けたいかどうかは人それぞれで良いと思いますが、「働きたくは無いが働かざるを得ない」という状況だけは避けたいところです。
ですが、少子高齢化の進む日本では年金受給年齢を引き上げ続けているので、僕が年金を貰う頃には標準が70歳からとか変更しかねないから恐ろしいところです。
年金自体は無くなることはないでしょうが、支給額や受給年齢は好きに操作されてしまうので、理想としては資産収入だけで生活できるようにしておきたいですね。
1億円ぐらい株式投資しておけば、資産収入だけで生活できるから年金を改悪されても耐えられるけど、リタイアまでに1億円を用意するのが大変だよなぁ。