投資か浪費か趣味か？
自己投資の必要性は良く語られることですし、実際に勉強をして仕事の成果を上げることで収入を上げていくことは人生に大きな影響を与えます。ですが自己投資という名目で行っているにもかかわらず、実際にはただの浪費や趣味になる恐れもあります。自己投資するにあたり出費や時間を持ち出す必要がありますが、投資と言うからにはちゃんと出費に見合う金銭を回収する必要があります。
何かを勉強したところで、それにより金銭を回収できなければ浪費だったり趣味でしかなったりします。何かに励むことで充実感を得ることは出来るかもしれませんが、自己投資というのであれば回収がセットになるのですが、これがなかなか難しかったりします。
読書は自己投資になるか？
書籍は金銭的な負担は少ないのですが、それを読むための時間はそれなりにかかります。これまで僕も自己啓発本や仕事のノウハウなどの書籍を多く読んできましたが、意味があったと思える書籍は数えるほどしかありません。
実際の生活に活かすには、本に書かれたことの中で自分に刺さることを実践していく必要があります。ですが、まず自分に刺さることが記載されている書籍は思ったほど多くなかったりします。
読書による自己啓発のあるあるとして、読んだことに満足してしまい実生活に何も変化を与えないということがあります。こうなると自己投資と言うよりは趣味でしかない気がします。
そのため、僕は読書して何か心に刺さるものが合ったら、実生活に何か変化を与えるよう行動するようになりました。
人生に影響を与える書籍も多くあるのですが、恐ろしいほどの書籍が販売されているので、その中からそういった書籍に出会うことが難しかったりします。
資格は自己投資になるか？
会社などで資格取得が昇進の条件になっていることで資格取得の勉強をされている方も多いでしょうが、僕は資格取得って本当に意味があるのか懐疑的です。もちろん、医師や弁護士など職業に就く為に必要な資格は意味があります。それが無いとその仕事に従事することが出来ないので。ですが、それ以外の資格試験では記憶に頼る問題や問題文の意図を汲み取って回答するものが多くを占めます。
ですが実際の仕事現場では全てを暗記している必要などなく、忘れたなら必要に応じて調べれば良いだけのように思います。また顧客とのやり取りで意図が汲み取れない場合は質問をして摺合せしていけば良いだけなので、意図を汲み取る能力よりも適切なコミュニケーションが取れれば良かったりします。
資格勉強をして知識を増やすこと自体に意味はありますが、自分の仕事や立場でその知識を使わないのであれば宝の持ち腐れとなり、時間経過とともに使わない知識は忘れていきます。
逆に言えば仕事に必要な知識って、嫌でも勉強して身に着けますし、毎日使う知識であれば暗記してしまいます。そういう意味では、使うか分からない知識を勉強するよりも、今の自分に必要な知識を蓄えた方が効率的に思えてならないのです。顧客は相手が資格を持っているかなど興味は無く、仕事が出来るかに興味があると思います。
僕は資格なんて取ってきていないけど、仕事が無くて困ったことがないので、資格が自己投資になるという実感がないなぁ。
資格勉強する暇があるなら、目の前のプロジェクトに必要な勉強をした方が効率が良いんじゃないかなぁ？
それでも自己投資は必要
自己投資を正しくやるのは本当に難しいと思うけども、それをやらないと成長できないので自己投資自体は必要だと思います。色々と手を出してみて、思ったような成果が出なかったりもしますが、そういった経験を踏まえて少しずつ本当の意味での自己投資を学んでいくしかないのかもしれないです。
最後に万人にお勧めできる自己投資としては、節約と投資があげられます。
この二つはやれば確実に効果が出るので、非常にコストパフォーマンスが良いと感じます。
節約については携帯を格安スマホに変えるなど固定費を削減する方法を学んで実践するだけで結果が出ますし、投資もネット証券でNISA枠を使って全世界株式かS＆P500を長期で積立投資すれば高い確率で結果が出ます。
自己投資をするのであれば、目的をはっきりとさせて得た知識を実践させていくことが重要なんでしょうね。