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中学受験との向き合い方

前回まで

中学受験をやってみたいという長女の要望に応えるべく、我が家に会った塾選びが完了しました。
これから中学受験に向けて進んでいくところですが、中学受験が原因で家族間トラブルに発生するケースもあるので我が家での中学受験との向き合い方を考えた方が良いかと思いました。

中学受験の塾選び 中学受験の塾選び

中学受験が引き起こす家族間トラブル

中学受験のトラブルで耳にするのは、塾や家庭教師をつけても志望校の合格圏内に入れずに、子供に多大なプレッシャーをかけて追い込んでしまったり、それが原因で夫婦喧嘩に発展して家庭がギスギスしていくという話ですね。
偏差値の高い学校に入ることよりも、家族が健やかに暮らせるほうが大事だと思うのですが、中学受験を続けていくことで何かがおかしくなってしまうんでしょうね。
子供も親も良い成績を取ることが正義になり、当たり前のことが分からなくなるんだろうな。
ブラック企業に勤めると、長時間勤務が当たり前になったり、上司の理不尽な叱責にも自分が悪いような気がして正常な判断が出来なくなるのと似ている気もしますね。

誰が何のために中学受験をするのか?

結局、「誰が何のために中学受験をするのか?」という本質を見失わないことが大事なんじゃないかと思います。
僕は偏差値の高い学校を卒業するよりも、社会に出てからどうするかの方が重要だと思っています。
もちろん、偏差値の高い学校に行くことで優秀な友人と出会って良い影響を受けることや、良いカリキュラムから将来に繋がる何かを得ることもあるでしょうから、行くなら偏差値の高い学校か本人に合った学校のどちらかが望ましいです。
そのため、良い学校に入ることは手段に過ぎず、それ入学を目的にしては本末転倒になってしまいます。

僕は子供が中学受験をするのは、「本人が自分の為にやりたい」という状態であれば支援するけど、本人が辞めたいと思ったなら撤退で良いかと思っています。
親が無理やり勉強させたところで成績は伸びにくいですし、親子関係が険悪になるだけなんで、その時は気持ちを切り替えて高校受験に備えるの最善だと思います。

サンクコストに気を付ける

多くの親が子供のためと思っていても、気づいたら勉強を強要するような事態になるのはサンクコストによるものなのかなぁと思ったりします。
中学受験の塾費用は年間に100万円ほどするので、3年間で300万円近くかかります。
更に親が塾で分からないところをサポートしたり、お弁当や送迎の労力は馬鹿になりません。
これらのコストを支払ったにもかかわらず、十分な結果を得られない事に納得が行かず、ズルズルと深入りしちゃうんじゃないかと思います。
実際、年間で100万円という金額は平均的な家庭には厳しい出費です。
そのため、子供が私立中学に通う世帯の半数は1000万円以上の年収があるそうです。
年収1000万円でも手取りは700万円程度なので、100万円の出費はそれなりに重いものがありますね。
それ程のコストをかけたので回収したい気持ちにはなりますが、受験は子供が主役だし、家族が健やかに過ごせることが第一ということを忘れないようにしたいですね。

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