気づけば社会人も27年目
時が経つのは本当に早いもので、4月になれば社会人生活も27年目に達します。僕はこの期間の間に転職やフリーランスや起業を行ってきましたが、まとまった長い休みを取れたのは、最初の会社を転職した際の有給取得での1ヵ月休暇ぐらいです。夏休みなどで1週間ほど休むことはありますが、1ヵ月という期間はなかなか休む機会がありませんでした。
こう考えると、生きるために働いているのか働くために生きているのか良く分からない状況ですね。僕に限らず、そういった状況の人は多いのではないかと思います。有給休暇を1日取得するだけでも気まずい現場とかもあったりするので、1ヵ月も休める職場は少ないと思います。
30年近く働き続けても、FIRE出来ないって厳しい現実だよなぁ・・・
仕事に疲れた感
自分がやりたい仕事だけに没頭して、十分に生活できるような収入があれば高いモチベーションを維持して仕事ができますし、自分が主体の仕事であれば長期休暇も取れるのかも知れません。ですが、僕も含めて多くの人はそんな状況ではなく、好きな業種ではあっても顧客からの頼まれ仕事を延々とこなしていくことが常で、自由に長期休暇を取るのも難しかったりします。無理やり長期休暇を取得することも可能ですが、次の仕事に影響したりするのでデメリットが大きかったりします。そんな状況だから、「老後に好きなことをしよう!」といったことを考えがちになってしまいます。
残念ながら自分に老後がやってくるかは約束されていませんし、老後が来たとしても健康でいるかもわかりません。なので、本来は何かやりたいことがあれば、早いうちにやっておくのが良いのです。それを分かっていながら、今の収入を維持しつつ長期休暇を取ったりするのが困難だったりするので、仕事に疲れた感じがしてしまうのかもしれません。
老後にお金と時間があっても、健康でないと何もできなくなっちゃう・・・
フランスのバカンス
外国ではバカンスなる長期休暇が存在するようで、特にフランスではバカンスを大切にしているそうです。フランスの法律では5週間程度の連続休暇を取得可能とされており、会社によっては8週間も取得できるそうです。
毎年5週間程度も休めるなら、僕の26年間の社会人生活でも色々な場所に旅行に行ってリフレッシュできたんじゃないかと思います。日本はフランスよりも祝日が倍ほどありますが、みんなが同じ日に休むのでどこにっても混雑していますし、お店も繁忙期の料金設定で提供するので、なかなか旅行に行くのが億劫になります。自分の取りたいタイミングで5週間も休暇を取れたらどれほど人生が変わったのだろうと思ってしまいます。
毎年5週間も休めるなら、老後にしたいことを現役時代に消化できそうだ。
日本にはバカンスが無いのでFIREがブームになっている?
ここ近年、不労所得で生活するFIREを目指す動きがあります。僕もFIRE出来るならしたいところですが、若くしてFIRE出来る人は限られていますし、僕が現実的に可能なのは60歳ぐらいでリタイアする早期リタイアぐらいかと思っています。
FIREについては、仕事を辞めても暇になるといった意見もありますが、暇になったなら何かすれば良いだけで、働くか働かないかを自分で選べることに意味があると思います。
しかし、よくよく考えてみると現役時代から十分な長期休暇が取得できるのであれば、FIREを目指さす必要もない人も一定するいるのかなと思ったりもします。
世界ではバカンスのある国の方が少ないのかもしれませんが、何だか働きすぎだよなぁ。
日本ではバカンスが無いから、長期休暇を取るにはリタイア可能な資産を築くのが近道になっちゃうのかなぁ?