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優待銘柄のメリットとデメリット

優待銘柄の魅力

株主になると優待券やカタログギフトが送られるという話から株式投資を始めた人も多いのではないでしょうか?
僕自身、友人が株主優待を使っているのを見たり、テレビで株主優待で有名な桐谷さんが優待を使いまくっているのを見て、株式投資に興味を持ちました。
大人になると誰からか何かを貰う機会も減ってくるので、企業が僕に各種商品を送ってくれるなんて、とても魅力的に感じました。
株式投資を始めた頃は優待銘柄の利回りランキングを見ながら、毎月何かが貰えるように銘柄を保有していきたいなといった、ワクワク感だけで銘柄を選んでいたりもしました。
実際に食事券やカタログギフトが次々と届くようになると、楽しい気分になっていき、更に優待銘柄を探し始めてしまう日々でした。

優待内容の改悪

そんな魅力的な株主優待ですが、企業によっては安易に優待内容を改悪してきます。
元々がその時点での優待内容と利回りに魅力を感じて保有したのに、唐突に魅力のない優待内容や利回りに改悪されるのは悪夢でしかありません。しかも株主優待で株価が支えられているような銘柄の場合、業績が悪くて優待を改悪することが多いので、改悪発表の直後には絶望的な暴落が待ち構えています。

出展:みんかぶ

こちらは三光マーケティングフーズの株価推移ですが、僕は100株保有で半年に3000円分の食事券という株主優待を目的に200株保有していたのですが、食事割引券に改悪されたことで950円以上あった株価はあっという間に450円程度まで落ち込み、今では180円程度を推移しています。
僕はここの株を300株ほど保有していたので、24万円近くの損失と使いにくい優待というダブルパンチをお見舞いされました。
このように優待内容だけに株価が支えられているような銘柄は、資産形成の面からは避けた方が良いですね。

優待の廃止

株主優待は保有数が少ない人が有利なことが多いため、昨今では株主公平の観点を理由に廃止の流れがあります。それって最初から分かっていたことで、株主を増やしたかったからやってたんじゃないの?と思ったりしますが、廃止も企業側で好きに決められるのでどうしようもありません。
廃止についても、業績は良いけど廃止して配当を増やすよっていう企業であれば、株価への影響は少ないのですが、思ったより優待に費用が掛かるから辞めちゃえという企業の場合は株価も暴落するので地獄です。

出展:みんかぶ

こちらは伝説となったエリアクエストのチャートですが、株主優待を発表して株から高騰したと思ったら、すぐに株主優待廃止を発表した暴落しました。僕はこの銘柄を保有していますが、株主優待の権利を手に入れた直後ぐらいに廃止発表があったので、最初の優待が届く前に最後の優待になるという意味不明な状況を味わいました。
株主優待が新設されるとニュースになりますが、こういった会社もあるので注意が必要です。

株主優待との付き合い方

株主優待は企業側の都合で好き勝手に出来てしまうので、かなりリスキーな話だと思っています。そのため、業績が良くて配当も相応に出ているけど、優待もおまけにつけるよぐらいの銘柄を選ぶのが良い様に思います。
元々、業績が良くて配当も十分な企業であれば、優待が無くなってもさほどショックはありません。
僕は痛い目を何度も見るうちに、配当と優待のバランスが良い銘柄以外には手を出さなくなっていきました。
そんなリスキーな株主優待ですが、資産形成の面からすると普通にインデックスファンドを買った方が無難だと思っています。
そうは言っても、未だに僕は優待銘柄をそれなりに保有しているのは、金券には有効期限があり使わざるを得ないという強制力が良かったりします。
というのも、堅実に資産形成を行っていくと、どうしても浪費を避ける傾向が出てきます。僕は貧乏性なところもあるので余剰金があると投資してしまうし、配当金も再投資してしまいます。資産額が増えて行っても生活が豊かになる感じがしないんですよね。
そんな時に使わないとなくなってしまう優待券があると、強制的に浪費出来るので良かったりもします。

ステバチ
ステバチ

資産形成はインデックスファンドを主軸に置き、日々の楽しみとして優待銘柄を保有するぐらいの距離感が心地いいな。