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日経平均株価のバランスの悪さについて

アップダウンする日経平均株価

日経平均株価がバブル期の最高値を越えた後は、4万円を超過したと思えば千円以上下がったりと、値動きが大きい状態が続いています。日本株を保有していると、日経平均株価が大きく動いたら自分が保有している銘柄も上がっていると思いがちなのですが、自分の資産は日経平均の動きと逆になることもしばしばあります。

ステバチ
ステバチ

日経平均株価が500円以上も上がっているのに、僕の資産は前日比で下がってる!!
なんでっ!?

日経平均株価の算出方法

そもそも日経平均株価とは、日本経済新聞社が東京証券取引所プライム市場上場銘柄から225銘柄を選定した平均株価のことを指します。計算方法は以下の通りで、構成銘柄の株価の平均から算出します。時価総額換算係数とは株式分割や銘柄入れ替えが発生すると、日経平均株価に影響が出てしまうので調整するための係数となっています。

出展:日本経済新聞社

この日経平均は株価の平均値であるため、株価の高い「値がさ株」の動きに大きく影響を受けます。以下が日経平均株価のウエイトのTOP10になりますが、この10銘柄だけで日経平均株価の42.29%を占めます。

出展:日経平均プロファイル

日経平均株価が動いても僕の資産にあまり影響しなかったのは、僕がこれらの銘柄をほとんど保有していないためでした。日経平均株価がニュースでは取り上げられますが、この10銘柄の株価の動きとも言える状況なので、アンバランスな感じはしますね。
一方、TOPIXは2000銘柄以上で平均株価を算出しており、ウエイトの高いものでも2%台なので日経平均株価よりは偏りが低いので、日本株式全体が上がっているかを見るのはTOPIXの方が実態に合っているように思えます。